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エアコンの課題

エアコンが抱える課題は4つに集約されます。

エアコンの課題

1. 風が不快

1. 風が不快

最初に取り上げるのは風です。
エアコンからの直撃風は人々の行動や健康にどのような影響を与えるのか。
以下で詳しくデータを見ていきましょう。

  • 冷風で体が冷えた、82.4%

    インターネットによるエアコン直接風に関する調査結果があります。
    「冷風で体が冷えた」は82.4%、「温風で頭がのぼせた」は23.6%という回答となっています。
    さらに、「喉の痛みや目の乾燥を訴える方」は4割近くに達しています。
    6,000件を超えるオフィスワーカーの調査でもエアコンの風が目/のど/鼻に悪影響を与えていることが指摘されており、エアコンの風が健康上、大きな問題になっていることを読みとれます。​

    冷たい風が不快、82.4%
  • エアコンの風でお店を変える、12.4%

    健康への影響は実は経営的な問題へと繋がります。
    先の調査では、エアコンの風が不快で「使うお店を変えたことがある」は12.4%、「職場を変えたことがある」も3.6%いることがわかりました。
    お客様はもちろん、優秀な社員までエアコンの直撃風を理由に去ってしまう現実は経営者にとって「衝撃的」と言えるものです。

    エアコンの風でお店を変える、12.4%
  • 理想は、間接風

    ​​直接風に関する調査結果から、
    エアコンの風を間接風に変える配慮が必要なことは明らかです。
    ここでは更に、直接風とドライアイの関係、
    ドライアイと生産性の関係についても見てみましょう。

  • ドライアイで生産性、4.8%減

    ​​インターネットによる調査では、エアコンの風で目が乾燥する方は35.1%でした。
    参天製薬の研究によると、オフィスワーカーの65%でドライアイが確認されており、エアコンとの関係が示唆されます。
    また、ドライアイによる生産性の低下は4.8%。勤務時間に換算すると、年3日間欠勤しているのと同様の損失が認められました。
    これは年間労働日数の1.25%ですから、大きな問題と言えるでしょう。​

    ドライアイで生産性、4.8%減
ハイブリッドファン

エアコンの「風が不快」という問題。実はハイブリッドファンを設置することで解決できます。

2. 空気の停滞

2. 空気の停滞

2つ目に取り上げるのは空気の停滞です。
エアコンからは風が吹き出ているので空気も循環しているように見えます。
実際はどうか、インフォグラフィックで詳しくデータを見てみましょう。

  • 足元の温度は、天井より10℃低い

    夏場、大学の教室を対象にした研究をご紹介します。
    エアコンをつけた教室の天井は30℃、床は18℃。その差は10℃以上ありました。
    教室の窓は二重ガラス、エアコンだけでなく換気扇も付く部屋ですが、空気は停滞していることがデータからわかります。
    足元18℃は冷えを感じる温度、一方の天井は外気並の温度と言えるでしょう。​

    足元の温度は、天井より10℃低い
  • CO2の濃度、床の1.3倍

    空気の停滞は温度以外にも影響を及ぼします。
    先の調査では天井と床のCO2濃度も調べられました。
    その結果、CO2濃度は床1,800ppmに対して、人の顔がある1-2mの範囲では2,400ppm以上というデータが出ました。その差は1.3倍。
    足元は寒いのに頭が逆にぼーっとしてくるのは気のせいではなく、CO2による影響と考えられます。​

    CO2の濃度、床の1.3倍
  • 理想は、かくはん

    ​​室内の温度、CO2の分析から、
    エアコンをつけていても空気が停滞することは明らかです。
    室内の空気は意識的にかくはんする必要があります。
    ここでは更に、空気の停滞が健康へ及ぼす影響についても見てみましょう。

  • 空気の停滞で、身体リスク2.5〜4.5倍

    ​​「空気の流れが不足している」と感じるオフィスでは、皮膚や上気道(鼻・のど)の不調が出ることが研究から明らかになっています。​​
    「空気の流れが不足している」オフィスは流れのある場合と比べて皮膚で4.5倍、上気道(鼻・のど)で2.5倍も不調リスクが高まったのです。
    エアコンの直撃風も問題になりますが、空気の停滞もまた不調リスクを高めることがわかります。​​

    空気の停滞で、身体リスク2.5〜4.5倍
ハイブリッドファン

室内の「空気が停滞」という問題。実はハイブリッドファンを設置することで解決できます。

3. 暑い・寒い

3. 暑い・寒い

3つ目に取り上げるのは温度です。
温度が適温でない場合、生産性にどのような影響が出るのか。
ここでは部屋が暑い場合を中心にデータを見てみましょう。

  • 27℃を超えると、不満が急増

    1,000人を超えるオフィスワーカーを対象に、室内環境に関する満足度調査がされました。
    ​その結果、26℃から27℃に室温が上がると満足度は低下、​28℃になると多くの人が不満をもつことが明らかになりました。​​
    最近では冷房の設定温度は28℃が推奨されますが、28℃で皆が満足しているわけではないようです。​

    27℃を超えると、不満が急増
  • 25→28℃で、生産性は6%低下

    問題は働く人の不満に留まりません。
    13,000件以上を対象にした大規模研究の結果、室温が25℃から28℃に上がると作業効率は6%低下しました。​
    また、コールセンターでの応答件数は室内温度が25℃から 26℃に上がると1.9%低下しました。​
    わずか1℃でも生産性は1.9%低下、3℃上がると6%低下。​これは非常に大きい、そして「もったいない」損失と考えられます。

    25→28℃で、生産性は6%低下
  • 28→25℃で、残業時間は14.3%減

    ​​逆のケースをご紹介しましょう。
    姫路市の市役所では、夏場に冷房の設定を25℃にして前年の28℃設定との違いを調べました。
    ​その結果は驚くべきものです。
    総残業時間は14.3%減り、人件費は4,000万円も減少しました。​
    そして、職員の8割以上が「業務効率が向上した」と実感したそうです。
    この取り組みは「省エネに逆行するのではなく、働き方改革をポジティブに進めるため」という肯定的なコメントが付されています。

    28→25℃で、残業時間は14.3%減
  • 理想は、25℃

    ​​生産性に関する研究データから、部屋の温度は25℃前後に保つと良いことは明らかです。
    ところが、部屋の温度を25℃に保つのは容易ではありません。
    例えば、夏場の暑い時期は主にエアコンの性能の限界から次のような状況が生じます。

  • 3時間しても設定温度にならない

    ​​日本のオフィスで8月に実施した研究を紹介しましょう。
    28℃設定で冷房をつけ続けたものの、3時間経っても28℃にならず、終日28℃を超える場所までありました。
    建物にもよりますが、エアコンだけで理想の温度を維持するには限界のあることがわかります。​

    3時間しても設定温度にならない
  • 部屋の位置でも温度差

    ​​また、この研究では室温のバラつきも指摘されました。
    ​下の図を見てみてください。部屋の中央や西側はなかなか28℃になりません。​​
    「女性が寒がりで男性は暑がり」とよく言われますが、データを見ると場所による温度差のケースもあるようです。
    ​​冷房の風が当たる場所は寒く、届かない場所はむしろ暑い。​この気温差は大きな問題と言えるでしょう。​

    部屋の位置でも温度差
ハイブリッドファン

エアコンのこうした「暑い・寒い」の問題。実はハイブリッドファンを設置することで解決できます。

4. 電気代

4. 電気代

最後に取り上げるのは電気代です。
エアコンは現代人には必須のアイテムですが、電力を使う設備でもあります。
ここでは電気代に注目したデータをインフォグラフィック形式で見てみましょう。

  • 2021年以降、燃料価格は右肩上がり

    電気料金は、原油、液化天然ガス、石炭の燃料価格の影響を受けます。
    燃料価格が毎月、自動的に電気料金に反映される仕組みだからです。
    そして、その単価は2021年1月からずっと上がり続けています。
    「なんだか最近、電気代が高くない?」そう思われた方も多いと思いますが、事実として電気代の値上がりが続いているのです。​

    2021年以降、燃料価格は右肩上がり
  • 空調の消費電力は、オフィスの49.7%

    業種によって異なりますが、空調の電力消費比率はかなり高いことが知られています。
    過去の調査データを見てみますと、オフィス49.7%、百貨店40.5%、学校41.4%、病院30.3%、ホテル46.1%の電力が空調に使用されています。
    こうしたデータから、高騰する電気代の対策として最初に取り組むべきは空調といえるでしょう。

    空調の消費電力は、オフィスの49.7%
  • 目標は、20%減

    ​​今後も電気代は上昇を続ける可能性があります。
    設定温度28℃で20%省エネを図りつつ、室内を快適にする技術が求められます。
    ここでは更に、電力と密接な関係がある地球温暖化の状況を見てみましょう。

  • 21世紀末、年間103日は真夏日に

    地球温暖化が世界中で問題視されています。
    エネルギーの使用はCO2を生み出し、温暖化を加速させます。
    環境省によると、現在の東京の真夏日(最高気温が30℃以上)は年間46日。
    それが、21世紀末には103日になると予想されています。
    子供・孫の時代には一年の1/3が真夏日になる可能性があるのです。
    いまや、省エネは組織の社会的責任。​
    空調の工夫は組織が取り組むべき大切な課題の一つです。​​

    21世紀末、年間103日は真夏日に
ハイブリッドファン

空調の「電気代」「温暖化」の問題。実はハイブリッドファンを設置することで緩和できます。

参考文献
  • 空調調和・衛生工学会 温熱環境委員会『我慢をしない省エネへ - 夏季オフィスの冷房に関する提言 -』空調調和・衛生工学会, 2014
  • 久我山徹, ねとらぼ『室温設定「25度」で仕事の効率アップ 姫路市「電気代7万円増で残業代を4000万円削減」に称賛の声』ITmedia HP, 2019
  • Testa『エアコン直接風に対する『飲食店・事務所』利用者実態調査レポート』Testa, 2014
  • 髙野大地ほか『建築物利用者の職場環境と健康に関するアンケート調査』空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集, 2013
  • 参天製薬株式会社『ドライアイは労働生産性の低下や QOL への影響をもたらし 涙液や運動量の減少など「メタボ」との関連も』参天製薬株式会社, 2014
  • 日本建築学会 環境工学委員会 空気環境運営委員会 換気・通風小委員会『学校における温熱・空気環境に関する現状の問題点と対策 - 子供たちが健康で快適に学習できる環境づくりのために -』日本建築学会, 2015
  • 東京電力エナジーパートナー『燃料費調整単価一覧表(月別)』東京電力エナジーパートナーHP(2022.4)
  • 地球環境局​ 『民生(業務)分環境省野における温暖化対策技術導入マニュアル』​ 地球環境局, 2004
  • COOL CHOICE『地球温暖化の現状』環境省HP(2022.4)
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